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飲食業界「開店・オープン」のプレスリリースの書き方|配信する3つのメリット&配信事例4選【PR TIMESテンプレート】

飲食業界において、新たな店舗の開店や新サービスの開始は、プレスリリース配信をするよい機会です。提供する料理やサービスを紹介しつつ、出店の背景を想いとともに伝えることで、店舗展開する地元やその領域に興味関心のあるファン層へのアプローチを実現します。

本記事では、「開店」や「オープン」に伴う含プレスリリース作成の際に、必ず盛り込みたい内容や注意したい事項などを、PR TIMES社員の監修のもと細かく解説。参考になるプレスリリース事例を含めてご紹介します。

開店・オープンのプレスリリースを配信する3つのメリット

店舗の開店や新たなサービスのオープンなどは、プレスリリースを配信する絶好のチャンスです。では、開店やオープンならではのプレスリリースの配信メリットとはなんでしょうか。3つのメリットとしてまとめました。

メリット1.オープンする店や新サービスにかかる想いを伝えることができる

プレスリリースを配信することで、新店舗やサービスのコンセプトや内容を知らせるとともに、開店・オープンにかかる想いを伝えることができます。看板やチラシ、開店後の店舗内でのコミュニケーションでは伝えきれない情報を明文化して、読み手に伝えましょう

特定の層を想定した店舗・サービスである場合も、プレスリリースを通じてコンセプトやサービスを説明することで、ターゲットとする層に情報を届けることができます。

すでに店舗があり、2店舗以降のオープンの場合は、既存店舗の評価を伝えることで、「一度サービスを体験してみたい」と興味関心を喚起することもできるでしょう。

メリット2.店舗のオープンを地元だけでなく広く知らせることができる

開店・オープンのプレスリリースが多くのメディアに取り上げられることで、地元のみならず遠方からの来店機会の創造にもつながります。特にこの店でしか受けられないサービス、味わえないメニューなどは、多くの人が行きたくなる動機になることでしょう。

地元以外のエリアからの来店者動向は、新たな店舗やサービス展開のヒントにもなります。積極的に情報発信をして、自社のサービスを知らせましょう。

メリット3.自社内の想いの醸成を実現し、さらなるサービスの向上につながる

プレスリリースを通じて、第三者からの視点での自社の店舗やサービス展開を知ることは、社員や店舗スタッフのモチベーションアップにもつながります。

自社の社員や店舗のスタッフは、新店舗展開や新サービスの開始に運営側として関わりますが、普段目にするメディアに掲載されるという非日常性や、自分たちが提供するサービスを評価されるということは、より積極的に運営に携わっていこうという意欲を育てます

また、プレスリリースに明文化された事業展開にかかる想いを改めて目にすることで、気持ちも新たに努めようという意識を持つでしょう。こうした積み重ねが、自社の持つ理念を受け継ぎ、企業として成長することにつながります。

開店・オープンのプレスリリースに必ず盛り込みたい3つのポイント

では、開店・オープンのプレスリリースにはどんなことを載せたらよいのでしょうか。伝えたい内容を網羅するために、必ず盛り込みたいポイントについてご紹介します。

ポイント1.「どんなサービスを受けられるのか」を明確にする

新たにできる店では「どんなサービスを受けられるのか」を明確にしましょう。飲食店であれば、まずは何料理なのかをタイトルやリードに、ぱっと見てわかるように盛り込みましょう。ほかに特徴的な売りのメニューがあれば冒頭に記載します。

また、なぜその料理を提供するのかという背景が語れると、料理の深みやサービスの良さの裏付けになります。他店と比較したときの違いや注力ポイントを記載しましょう。日本ではあまり一般的ではない打ち出しの場合は、どういった料理・サービスなのか、日本においてのフェーズなどを説明すると、潜在的なファン層の興味関心を引き出すことにつながります。

ポイント2.店舗の雰囲気やサービス内容が伝わる画像を掲載する

料理や店舗内のイメージが伝わる魅力的な画像を準備し、タイトルやリードの近くに配置してアプローチします。

代表的なものをはじめとして、メニューの画像は複数点掲載します。数多く載せる場合は、メインメニューは大き目に、そのほかのメニューは小さめにするなど、写真の大きさを調整し見やすく配置しましょう。テキストのメニューに画像を添えることで、料理のイメージとともに価格帯が伝わります。また、料理のおいしさが伝わる動画などを掲載するのもよいでしょう。

ポイント3.どんな存在になっていきたいかの展望を伝える

その地域や領域においてどんな存在の店になっていきたいのか、将来的な展望を記載しましょう。地元で愛される地域密着型の店として地域に貢献したい、遠方からも通う人が出てくるその領域における名店にしたいなど、将来的に目指す姿を記載します。

その地域においてどのように貢献するのかということに言及することで、地元に多くのファンができたり、志を同じくする人たちとのコラボレーションが生まれたりすることもあるでしょう。

開店・オープンのプレスリリース作成にあたり注意すること

開店・オープンのプレスリリース作成時に、特に注意したいことを解説します。

1.開店先の場所に適したアプローチをする

掲げたコンセプトが浮いてしまわないよう、適したアプローチをしましょう。例えば既存店舗は都心を中心に展開してきた店が郊外の住宅街に進出する場合、都心の店舗と同じアプローチでは料理やサービスのよさが伝わらないでしょう。

同じメニューやサービスを提供するのであれば、「〇〇で話題のこれが食べられる!」といった表現が響くこともあります。また、その地域ならではのメニューやサービスを展開する場合は、「このエリアのみの特別な……」といったアプローチもよいでしょう。

地域特性などを考慮し、店のコンセプトをどのようにアピールしたら効果的かを意識しましょう。

2.「想い」を伝えつつ、独りよがりにならない客観的視点を入れる

どんなに想いがあるおいしい料理やサービスであっても、提供する側の独りよがりな主張になってはと読み手に伝わりません。想いを伝えつつも、客観的な視点を入れることで、メディアや生活者も受け入れやすくなります。たくさんの人に勧めたい素晴らしいものであるからこそ、発信者の意見のみならず、第三者の評価や既存店の評判なども伝えましょう

担当者推薦!開店・オープンのプレリリース配信事例4選

ここでは、実際に配信された新商品に関わるプレスリリースの中から、参考になるものをご紹介します。整理された簡潔な説明や写真の効果的な活用など、各社とも工夫を凝らしたプレスリリースを作成しています。ぜひ参考にしてみてください。

事例1:エスダムスメディア

  • 地域密着
  • 目を引く画像一覧
  • 「コロナ禍に明るい話題を提供したい」という主催者の想いを明記

参考:トロけるプリン⾷感の⾷パン専⾨店【パティシエパン】千葉県に12⽉16⽇(木)「八千代パン ゆりのき台店」がオープン!

事例2.株式会社松屋フーズホールディングス

  • エリア初出店であることがわかるタイトル
  • メジャーブランドでありながら未出店であった理由を明記
  • 複合店舗である話題性

参考:【松屋フーズ】青森県内初出店!「松屋×松のや複合店」がついに登場

事例3.株式会社MEカンパニー

  • 地域内唯一の専門店1周年企画の新メニュー
  • 「食べてみたい」と思わせる魅力的なビジュアル
  • 地域性を出し、地域密着を表現

参考:道後温泉唯一のチーズケーキ専門店でオープン1周年を記念した期間限定スイーツ、フレッシュみかん&フレッシュ苺使用のフルーツパフェを12月11日(土)より発売開始。

事例4.柏木工株式会社

  • 既存製品の良さを伝える文章&ビジュアル
  • 満足のいくサービスを想像させる店舗紹介

参考:飛騨の伝統技術と美意識で空間のトータルコーディネートができる横浜に柏木工初のインテリアショップ『KASHIWA YOKOHAMA』が新たにオープン!オープン記念にフレグランスブランド商品をプレゼント*

開店・オープンのプレスリリース作成の基礎知識

プレスリリース作成にあたり大切なことは、行動した人の想いを込めることです。しかし、見せ方にも工夫は必要です。

どのようなプレスリリースにもあてはまる、プレスリリース作成の基礎知識をご紹介します。

プレスリリース作成の基礎

POINT解説付き!テンプレートダウンロードはこちら

飲食業界「開店・オープン」のプレスリリースの見本

さいごに

届けたい相手に、想いを届ける。そのための必須スキルのひとつとしてプレスリリース作成のスキルが挙げられます。

数え切れないほどのプレスリリースが日々配信され、インターネット上には多くの新しい情報が増えています。受け取る側にとっても正しい情報、自身が本当に知りたい情報と出会い、見極めることが必要になっていると言えるでしょう。

届けたい相手である、メディアや生活者一人ひとりに自社の想いを届けることは、決して容易ではありません。情報を詳細かつ届けたい相手にとってわかりやすく、そして魅力が伝わるプレスリリースにすることが求められます。

ひとつでも多くの企業の想いをのせたプレスリリースが配信され、届けたい相手に想いを届けるためにお役立てしていただけると嬉しいです。

【関連リンク】

飲食業界「開店・オープン」のプレスリリースに関するQ&A

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この記事の監修者

小林保

小林保

2013年PR TIMESへジョイン。美容・コスメ、自動車、飲料、ガジェット、ホームプロダクツ用品、自治体などのコンシューマー商材の認知拡大や話題醸成、ブランディングに係るPRに携わる。現在はプレスリリースライティングチームの責任者も担当。休日は2人の子どもと激しく過ごす。

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