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【PR TIMESノウハウ】ヒートマップとは?見方・使い方と活用方法・ヒートマップを使うメリット

PR TIMESでは、プレスリリース配信後、効果測定に活用できる様々な機能を搭載しています。配信管理画面にログインすると、ダッシュボードでは直近1か月間での総ページビュー数や訪問者数やデバイス別のアクセスが表示されています。「分析データ」ではさらに詳細に、PV・UUの日次別の推移や、各プレスリリースのPV・UU、デバイス別のアクセスの割合等を確認できます。

その中でも、プレスリリースごとに、読者の動きや注目された箇所を視覚的に分析できる「ヒートマップ」機能があることはご存知でしょうか。今回はプレスリリースの効果測定の一環として、ヒートマップの見方・活用方法や使用するメリットについて詳しくご紹介します。

ヒートマップとは?

ヒートマップとは、ユーザー行動を色によって表現し、視覚的に可視化する手法のひとつです。サイトを訪れたユーザーが、ページ内でどこに注目しているのかを、サーモグラフィーのように表示されるので、誰もが直観的に理解しやすい分析手法として用いられています。

マウスやクリック、スクロールなど動きのボリュームから滞在時間や読了率などを算出し、色によって可視化されます。一般的には、赤→黄色→緑色→青のグラデーションが用いられ、赤いほどユーザーのアクションが多く、青いほど少ないことを表します。

PR TIMESでは、配信されたプレスリリースごとにヒートマップ分析を行うことができます。これによって、配信したプレスリリースのうち、どこが特に注目されたのか、どのくらい読まれたのか(離脱率)等をデータを基に分析できます。次の項目で、プレスリリースのヒートマップ分析はどのような方法で確認できるのかをお伝えします。

ヒートマップの見方・使い方

PR TIMES上でのヒートマップは、企業向け管理画面のサイドメニューにある「分析データ」内の「レポート」より確認が可能です。配信されたプレスリリースが一覧になっている画面で、ヒートマップを表示したいプレスリリースの右側にある「炎のマーク」をクリックします。

ヒートマップの見方01

クリックすると、ヒートマップの画面が表示されます。プレスリリースの画面に赤→黄色→緑色→青のグラデーションが表示されており、赤くなっている程、注視されている傾向にあり、青くなるほど離脱されたり注視されていない傾向にあります。

ヒートマップ

ヒートマップはパソコンからのアクセスを基にした結果と、スマートフォンからのアクセスを基にした結果の2つのパターンがあります。左側上部の「デバイス」のボタンを切り替えることで、デバイス別に表示を切り替えることができます。

ヒートマップの見方03

「数値」に切り替えると、 ヒートマップ解析のもとになった数値(PV・UU)が表示されます。右側上部の「ダウンロード」をクリックすると、表示されているヒートマップをPNG画像としてダウンロードできます。

ヒートマップの見方04

ヒートマップの上に引かれている「黒の点線」は、その地点まで読んでもらえた割合を表しています。

例えば、100%と表示されている場合は、アクセスした人全員がその地点までを読んでいます。75%の線が表示されている場合は、その時点では75%の人が読んでおり、25%の人が離脱していることになります。

通常は、上の方が表示されるパーセンテージが高く、下に行くほど数値は下がる傾向にあります。プレスリリースの構成やコンテンツ、内容に応じて離脱率の割合は変動します。

ヒートマップを使う5つのメリット

1.全体のアクセス数だけでなくより細分化した効果測定が可能

プレスリリース配信の管理画面の「分析データ」からはPV・UUをはじめ様々なデータが確認できます。ヒートマップ分析では、同じPV数であっても、途中離脱がどのくらいあったのか、見てほしいポイントがしっかり注目されたのか、といった質的な成果を見られます。数値を把握したうえで、それをさらに細分化した質的な効果測定手法として活用してみましょう。

2.伝えたい要素がどのくらい読まれたのか確認できる

プレスリリースの中には、特にここを読んでほしい、伝えたいというポイントがいくつかありますよね。例えば、プレスリリース内の要素として記載した自社サイトのURLや、特定の画像・動画もあれば、商品の詳細情報や開発背景など段落単位の場合もあります。

ヒートマップ分析では、その要素や段落が赤や黄色など暖色で表示されているかを確認することで、読者の目にしっかり止まったのかどうかが分かります。

3.よく注目される箇所がわかり、PDCAを回す情報源に

ヒートマップ分析を繰り返すと、注目されやすい箇所の傾向が把握できます。例えば、キャッチーな画像は目に留まりやすいのでホットな表示になりやすく、画像がなく文章が続くリリースの場合には、離脱率が高いといった傾向もあります。

一般的には上の方が赤や黄色、下に行くほど青くなる傾向にありますが、ときに下に下がる途中で赤や黄色が再度登場する場合があります。そのような場合には、何かしらアテンションを得られている証拠なので、その要因を考えてみましょう。

4.動画コンテンツや画像素材の効果検証にも

動画を作成してプレスリリースに埋め込む場合や、特に見てほしい画像素材を用意するケースもありますよね。その動画コンテンツや画像素材が、読者に視聴してもらえたか、アテンションを狙い通り引けたのかを、ヒートマップを活用して確認できます。

ヒートマップ上で、その動画や画像のエリアが暖色になっていれば、多数視聴してメッセージを届けられたことになり、青に近い色になっていれば、効果的でなかった可能性があります。

5.報告資料にも活用できる

ヒートマップ分析は、プレスリリースの質的な側面が可視化される一つのツールといえます。広報活動の報告資料内で、掲載数やPV数といった量的側面だけではなく、質的な成果として活用することができる場合もあります。

視覚的にわかりやすいので、専門的な知識がない人にとっても直感的に伝わりやすいという点も特徴です。

広報資料を作っている

ヒートマップを活用して、プレスリリースの質を高めよう

広報業務のなかでも、代表的な業務として挙げられやすいプレスリリースの作成・配信。だからこそ、回を重ねるごとに様々な工夫を凝らしてみることが多いのではないでしょうか。

ヒートマップを使うことで、そんなアクションが効果的であったのか、どこを改善すると良さそうかをデータを用いて視覚的に把握できます。配信後にしっかりと分析することで、次のプレスリリースをさらに良くするためのヒントが見えてくるかもしれません。

大切なプレスリリースに込めた情報が、届くべき人にしっかりと届けられるよう、ぜひヒートマップの機能を活用してみてください。

ヒートマップの活用方法、使用するメリットとは?

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この記事のライター

根本 智帆

根本 智帆

2016年にPR TIMES入社。化粧品・グルメ・美術館など様々な業界のPRパートナーとして、企画を立てたり、実行したり、イベントを開催したりしています。手探りで挑戦する広報さんや自分自身と向き合ってきたからこそ伝えたい、広報・PRやPR TIMESに関する情報をPR TIMES MAGAZINEで発信していきます。お茶とワインが好きです。

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