大阪万博が100倍楽しくなる!アルザスワインのトリビア(第1弾)
アルザスワインを大阪万博で体験しよう。ワイン産地として史上初めて、アルザスがフランスパビリオンに公式出展します。
今回は、フランスパビリオンで提供される新たなアルザスワインのリストをご紹介します。世界的トップソムリエたちが選定した素晴らしいワインが、2025年7月21日から8月3日まで提供されます。
今回登場するラインナップは以下の通りです。
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シップ・マック・ヴァン・ダルザス、AOCクレマン・ダルザス、アッサンブラージュ、ブリュット・ロゼ、2021年、ロゼ
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ドメーヌ・ポール・ブランク、AOCアルザス、リースリング、2023年、白
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ドメーヌ・フェルナン・エンゲル、AOCアルザス・グラン・クリュ、リースリング、セック、2021年、白
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ドメーヌ・バデール、AOCアルザス、ゲヴュルツトラミネール、セック、2023年、白
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ソフィー & ジュリアン・シャール、AOCアルザス、ピノ・ノワール、ソフィー・シャール、2023年、赤
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ローリー・ガスマン、AOCアルザス、ゲヴュルツトラミネール、ヴァンダンジュ・タルディヴ(VT)、2015年、白
そこで、大阪万博をより楽しめるアルザスワインのトリビアと、ソムリエお勧めのペアリングのコツをお届けします。品種トリビア第一回はリースリング。
気品あるリースリングワイン
アルザスの顔ともいえるブドウ品種のひとつがリースリングです。
洋梨や桃などの気品ある果実味や、フレッシュな酸味、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類、白い花やアニスやクミンなどのスパイスの風味が調和した優雅な味わいが特長です。
グラン・クリュやすぐれた区画では、土壌由来のミネラル(火打ち石、ペトロール)のニュアンスも感じられます。
現在、アルザス全土で栽培されるブドウ品種の23%、およびアルザス産スティルワイン全体の31%を占めています。

歴史
リースリングはドイツに続くライン川流域を代表高級品種。原産地はライン渓谷とされますが、古代ローマの「Argitis minor」を祖先とする説もあります。ブドウ品種学者ストルツによれば、リースリングの栽培は9世紀、ドイツのラインガウ地方で始まったとされます。843年のヴェルダン条約(*)締結の翌日、ルートヴィヒ2世がライン川沿いにジャンティ・アロマティックと呼ばれていたブドウ品種の植苗を命じ、後にそのブドウが「リースリング」と呼ばれるようになりました。アルザスでの本格的な栽培は15世紀後半からで、16世紀後半に広まり、1960年代以降に主要品種の地位を確立しました。
*フランク王国が解体され、現在のフランス、ドイツ、イタリアの原型が形成された。
ワインペアリング
森覚氏(2008年全日本最優秀ソムリエコンクール優勝、2009年アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール優勝)

アルザスのリースリングは、キレイな酸味がワイン全体をまとめていてここちよいので、シーズンを通して料理に合わせられるオールマイティーな懐の深さがあります。とくに、春や夏に楽しめる軽やかな料理には、リースリングのフレッシュな酸味がよく合うでしょう。秋冬の少しこっくりした味わいの料理には、少しペトロル香(*)が加わって複雑さを増したリースリングがおすすめです。
*熟成が進むと現れる特徴的な香りで、火打石や灯油のようなニュアンスを指す。この香りは、ブドウに含まれる「TDN(1,1,6-トリメチル-1,2-ジヒドロナフタレン)」という化合物によるもの。とくに日照量の多い畑や、長期熟成したリースリングに強く感じられる。
グザヴィエ・チュイザ氏(2022年フランス最優秀ソムリエコンクール優勝、2022 MOF受賞)

アルザスのリースリングは、繊細かつ芯の強さがあり、長期熟成にも向く素晴らしいワインです。ピュアで透明感がある点が、日本酒に似ていると思います。ですから、日本酒が合う料理なら、間違いなくペアリングを楽しめることでしょう!
あらゆる魚介類や、白身の肉、またシェーブルのチーズなどはとくにおすすめです。
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