
「野菜フライ」の日
2月22日は「VRの日」。今回は「VRの日」の意味や由来を解説します。
また、「VRの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特にVR/AR業界の方や、デジタルサービスを提供している企業の方は参考にしてみてください。
2月22日は「VRの日」です。エンターテインメントXRに関する施策や活動を行う、一般社団法人エンターテインメントXR協会によって制定されました。日付は、両手でピースサインを作った際に左手の中指を少し外に曲げると、数字の「2」と「2」および「v」「r」の文字に見えることから。
1968年のVRの誕生から半世紀の50年が経った現在、「ヴァーチャル・リアリティ」「仮想現実」といった補足説明なしに意味が通じるほど、VRが身近かつ一般的なものとなったことを記念した記念日です。
類似する記念日としては社会全体でデジタルについて振り返り、デジタルを体験・見直することを目的とした、10月第1日曜日・月曜日の「デジタルの日」があります。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「VRの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「VRの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「VRの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「サニの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「VRの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「VRの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「VRの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「VRの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「VRの日」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。
芸能プロダクションの株式会社グッドチョイスエンタテインメントは、カシオ計算機株式会社協賛のVRCボクシング特別大会「VRC BOXING G-SHOCK CUP」の開催をプレスリリースで発表。「VRCボクシング」は実際に体を動かして「VRChat」内で戦うフィジカルeスポーツで、今大会には55人もの選手がエントリーしています。
プレスリリースでは「VRC BOXING G-SHOCK CUP」の開催概要に加え、「VRCボクシング」についても丁寧に紹介。なじみがない人にもわかりやすいよう、詳細がわかる画像や試合を視聴できるYouTubeのURLを掲載している点がGOODです。
「VRの日」に絡めた事例ではありませんが、VR関連のイベントなどを行う際に参考になるプレスリリースではないでしょうか。
参考:カシオ計算機株式会社とVRCBOXINGが強力タッグ!メタバース発の格闘技大会「VRC BOXING G-SHOCK CUP」2月22日開催
VRアイドル「えのぐ」の個人事務所である「えのぐ合同会社」は、『VIRTUAL LIVE CALENDAR』β版のリリースをプレスリリースで配信しました。バーチャルアーティストのライブとイベントに特化したWebカレンダーは登録不要かつ無料で、誰でも情報を閲覧・投稿することが可能とのこと。
プレスリリースでは、スマホからのサイト閲覧のイメージ画像を載せ、サービス内容を丁寧に紹介。見出しや太字を活用することで、情報が見やすく簡潔にまとまっているのがGOODです。サービスへの想いが伝わるように、提供の背景や今後の展望も記載している点もポイント。
「VRの日」に関するプレスリリースの配信ではありませんが、VR関連のサービスの広報PRとして参考になる事例です。
参考:バーチャルアーティストのライブ&イベントに特化したWEBカレンダー『VIRTUAL LIVE CALENDAR』をつくりました。運営元はVRアイドルえのぐが創立した「えのぐ合同会社」
ピアノゲームアプリの開発を行うVR Piano株式会社は、VRピアノゲーム「Sigure」の「MetaQuest」ストア内での販売を開始するとプレスリリースで発表。VRゴーグルと電子ピアノをつなげることで、ピアノの上に音の棒を表示するVRゲームです。
プレスリリースでは、ゲームのイメージが湧く画像メイン画像に設定。複数枚のイメージ画像のほか、GIF画像を使って実際のゲームの様子を説明しているのがGOODです。「日本初」「楽譜が読めなくても弾ける」といった、メディアフックとなるフレーズを使用したタイトルも参考になります。
記念日にちなんだ発信ではありませんが、VRゲームのリリース情報は、VRに注目が集まる「VRの日」に合わせてプレスリリースの配信をするのも一案です。
参考:日本初!楽譜が読めなくても弾けるVRピアノゲーム「Sigure」が本日2/19にMeta Questにリリース!
2月22日の「VRの日」は、「VR」や「VR」関連の商品に注目が集まりやすい日です。VR業界の方はもちろん、VRを使ったサービスを展開する企業の方にとっても、「VRの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「VRの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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