博報堂生活総研[来月の消費予報・2023年8月](消費意欲指数)
消費意欲指数は、8月として過去5年間の最高値に。新型コロナ5類移行後初の夏休みで、旅行や外食への意欲向上
※7月3-6日に調査
2023年8月の消費意欲指数は50.6点。前月比+3.5pt、前年比+2.0ptと、ともに上昇しました。
Point1 物価高や猛暑への懸念はあるも、夏休みらしい消費意欲が高まる
夏休みや帰省シーズンのある8月は、例年消費意欲指数が高くなる月です。今年は前月比+3.5pt、前年比+2.0ptとともに上昇し、指数が低迷していた昨年から一転、8月として過去5年間の最高値となっています。
消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べて消費にポジティブな回答(7月361件→8月442件)は増加し、ネガティブな回答(7月819件→8月812件)はほぼ横ばいとなりました。具体的にポジティブな回答では、「(夏休みがあるからなど)季節的な意欲向上(7月99件→8月176件)」「(旅行など)出費の予定/欲しいものがある(7月134件→8月177件)」が増加しています。ネガティブな回答では、「欲しいものがない・意欲がない(7月378件→8月343件)」などでやや減少しています。
前年と比べても、消費にポジティブな回答(22年8月372件→23年8月442件)は増加し、ネガティブな回答(22年8月887件→23年8月812件)は減少しました。具体的にポジティブな回答では、前月比同様、「(夏休みがあるからなど)季節的な意欲向上(22年8月115件→23年8月176件)」「(旅行など)出費の予定/欲しいものがある(22年8月148件→23年8月177件)」が増加しています。ネガティブな回答では、「暑い季節は出かけたくない(22年8月109件→23年8月67件)」が減っています。
また、「物価高・値上げ・円安」は、前月比、前年比(22年8月161件→23年7月118件→23年8月88件)ともに減少し、14か月ぶりに100件を下回りました。
物価高や猛暑への懸念はありつつも、新型コロナの5類移行後初の夏休みに向け、今年は例年以上に消費意欲が高まりそうです。
Point2 消費意向は、「旅行」「外食」を中心に幅広いカテゴリーで前月比、前年比増
「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は31.3%で、前月比+3.1pt、前年比+2.8ptとどちらも大きく上昇し、消費意欲指数と同様に、8月として過去5年の最高値となりました。
16カテゴリー別の消費意向をみると、前月比で20件以上増加したものは「旅行」「外食」「レジャー」「飲料」「食品」など9カテゴリー、前年比で20件以上増加したものは「旅行」「ファッション」「外食」「書籍・エンタメ」「日用品」など 8カテゴリーとなりました。特に「旅行」「外食」では、前月比、前年比ともに40件以上の大幅増加となっています。
夏休みや帰省シーズンの影響で、「旅行」や「外食」を中心に幅広いカテゴリーで消費意向が大きく高まっているようです。
▼詳しい調査レポートは博報堂ニュースリリースページよりご覧ください
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