ナリス化粧品、美容を仕事にするための研修受講者、コロナ前の2倍超

未経験でも子どもがいても副業でも。何歳からでも自分らしく働くことを目指す。女性の就業支援65年の変化、リアルとオンラインのハイブリッド研修。

株式会社ナリス化粧品(代表者：村岡弘義　本社：大阪市福島区)は、1932年に創業し1959年に訪問販売事業を開始して以降、一貫してエステティックやメイクなどの美容サービスや化粧品販売に関わる人のスキルアップの支援をしてきましたが、コロナ禍を経て、研修の方法を大きく変化させたことにより、年間のセミナーの受講者がコロナ前と比較して2倍以上になりましたので、取り組みの内容を以下にまとめます。

「美容を仕事にしたい」に応えたリアルとオンラインの研修

当社は全国に10代～90代の約21万人が販売員登録をしており、販売を強化したいと望む方には、研修教育による人材育成に取り組んでいます。一般社団法人日本エステティック協会などの資格認定団体の認定を受けた「ナリス　ビューティクリエーションカレッジ　プリダージ」では、エステティックやメイクの技術を習得・向上させることはもちろん、ステップアップをサポートし、実践力とお客様満足度を上げることで、ワンランク上の美容サービスを提供できるスペシャリストへ導き、知識・技術だけでなく、カウンセリング力や接客力・顧客管理などを学ぶことにより、収益の高い人材を育成。自立・起業をトータルでサポートしています。なかでも「美容を仕事にしたい」と思う人が第一段階として受ける研修「販売力強化基本セミナー（ナリス　エステティックアカデミー）」について、コロナ以前はリアルで実施していた集合研修のみでしたが、緊急事態宣言発令中はオンライン研修に切り替え、その後はオンラインとリアルの組み合わせと状況に応じた変化に対応することで、2019年度の年間の受講者数1,068名に対し、2023年度は2,279名と受講者数がコロナ前の2倍以上に増加しました。

受講者数推移

ナリス　ビューティクリエーションカレッジ　プリダージ

https://pridage.jp/

コロナ禍が変えた価値観「自分らしくタイパ高く働きたい」と「オンラインでも美容は学べる」

コロナ禍により多くの価値観が一変したことは周知のことですが、当社では特に「自分に投資する必要性」・「必要なものに時間とお金を使いたい」・「自分らしくありたい」といったニーズの高まりを感じています。このような変化から、「自分らしくタイパ高く働きたい」人の選択肢として美容に関わる仕事に興味を持たれているようです。
従来の当社の研修は、カウンセリングやエステティック・メイク施術の実技など、お客様と直接的に接するスキルアップを目的としたもので、すべて講師との対面セミナーでした。コロナ禍以降は早々にオンラインでも習得できるセミナーの充実化を図りました。これにより対面講座の移動などの拘束時間が減り、距離の制限がなくなり、受講しやすい環境が生まれました。また、手元の手技の確認など、動画で何度も再生確認できるなど、オンラインにすることで生まれたメリットもあり、何十年も変わることのなかった研修方法の思い込みを変えてくれるきっかけともなりました。緊急事態宣言発令中はコロナの状況に合わせてリアルとオンラインの比率を変えて対応し、現在はオンラインの部分を残しつつリアルでしかできないことを選別して注力する形に変化させています。今後も世の中の変化とともに人の価値観は変わると思いますが、おそらく「自分らしくあるため」の美容は変わることはないと考えます。私たちは、未経験でも何歳からでも、自分らしく働きたい人を応援します。

リアル研修をオンライン配信している様子

1960年代の美容講習の様子

〈受講者の例〉
・エステティック・メーキャップなどの美容に興味があり、資格を取りたい人
・自分のサロンを持ち、起業したいと考えている人
・家事や育児との両立ができる仕事をしたいと考えている人
・自分で働く場所や時間を決めたい人
・副業や転職を考えている人

わたしたちは、今後も社員が活躍しやすい環境を時代に合わせて導入することで、「～for others～」の理念に沿った、人様に役立てる実力を持つ人材を育て、より差別化された良い化粧品・サービスの提供につなげられるよう取り組みます。