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日本オラクル株式会社
会社概要

オラクル、エンタープライズのデータとアプリケーションにAIのパワーをもたらすOracle Database 23aiを提供開始

Oracle AI Vector Searchにより、ミッションクリティカルなデータベースに保存されたドキュメント、画像、リレーショナル・データを、概念的な内容に基づいて簡単に検索可能に

日本オラクル株式会社

オラクルのデータベース内に保存された固有データにおいて、生成AIを活用した自然言語での質問が可能に

テキサス州オースティン - 2024年5 月9日 

 (本資料は2024年5月2日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

 

オラクルは本日、コンバージド・データベースの最新リリースとなる「Oracle Database 23ai」 のクラウドサービス版の提供を開始したことを発表しました。この長期サポート・リリースでは、AIによるデータ利用の簡素化、アプリケーション開発の迅速化、ミッションクリティカルなワークロードの実行に重点をおき、「Oracle AI Vector Search」のほか300を超える主要機能が追加されています。新しい「AI Vector Search」機能は、ドキュメント、画像、その他の非構造化データとプライベートなビジネス・データを、移動したり複製したりすることなくセキュアに組み合わせて検索することを可能にします。「Oracle Database 23ai」は、AIアルゴリズムをデータが存在する場所に提供することで、データ移動の必要性を排除します。これにより、オラクルのデータベースでAIをリアルタイムに実行できるようになり、AIの有効性、効率性、セキュリティが大幅に向上します。


「Oracle Database 23ai」は、「Oracle Cloud Infrastructure (OCI) 」上の「Oracle Exadata Database Service」、「Oracle Exadata Cloud@Customer」、 「Oracle Base Database Service」、および「Oracle Database@Azure」で利用できます。


オラクル、ミッションクリティカル・データベース・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるホアン・ロアイザ (Juan Loaiza) は次のように述べています。「『Oracle Database 23ai』が、世界中の企業にとってゲーム・チェンジャー的存在となることを期待しています。このリリースには、画期的なAIテクノロジーが含まれています。この点を強調するため、リリース名を『Oracle Database 23ai』と変更しました。『AI Vector Search』を新しい統合開発パラダイムとミッションクリティカルな機能と組み合わせることで、開発者やデータ専門家が、容易にインテリジェントなアプリケーションを構築し、生産性を高め、ミッションクリティカルなワークロードを実行できるよう支援します。」 


株式会社野村総合研究所(NRI)のNRI認定ITアーキテクトである大塚 紳一郎 氏は次のように述べています。「『Oracle Database』 に『AI Vector Search』 が追加されたことをうれしく思います。『AI Vector Search』 は『 Oracle Database』 で他のワークロードと同様に実行できる点を評価しています。これにより、信頼性が高く安全なソリューションを提供できます。」


「Oracle Database 23ai」には、以下の新しい機能が含まれます。

データのためのAI

・Oracle AI Vector Search: 特定の単語、ピクセル、データ値ではなく、概念的内容に基づいてドキュメント、画像、リレーショナル・データを検索することができます。「AI Vector     Search」では、大規模言語モデル(LLM)は自然言語インターフェイスを使用して非公開のビジネス・データをクエリし、より正確で関連性の高い結果を提供できるようになります。 さらに、開発者は、新しいアプリケーションと既存のアプリケーションの両方にセマンティック検索機能を簡単に追加できます。現在、「Oracle     Database」のミッションクリティカルな機能がすべてAIベクトルと透過的に連携できるようになったことで、最も重要なアプリケーションにおいてもAIベクトル検索を実行できるようになりました。ビジネスデータとベクトルデータを同じハイパフォーマンス・データベースに格納し、処理することで、お客様は「AI Vector     Search」を既存のビジネス・アプリケーションにシームレスに統合することができます。これにより、データの安全性を損なうことなく、新しく革新的なAIのユースケースの実装が可能になります。

・Oracle Exadata System Software 24ai: Exadataスマート・ストレージは、「AI Vector Search」を大幅に高速化します。これにより、アプリケーションは膨大なデータセットと大規模なユーザーベースに対してAIベクトル検索を実行できるようになります。

・OCI GoldenGate 23ai: 「GoldenGate」は、異種クラウド環境上のデータストアにまたがるデータ統合と高可用性を実現します。「GoldenGate     23ai」は、異なるベクトル・ストア間でリアルタイムでベクトル・データを複製できる新機能を提供します。また、既存のデータベースから「Oracle     Database 23ai」にデータを複製し、ベクトル化および索引付けをすることで、AIによる高速検索を可能にします。つまり、企業は最小限のリスクで、すべてのデータにAIのパワーを活用できます。


アプリケーション開発の迅速化

JSONとリレーショナルの統合: 「JSON Relational Duality」は、アプリケーションのデータ使用方法とリレーショナル・データベースのデータ格納方法のミスマッチに対処します。開発者は何十年もの間、SQLを使ってリレーショナル・データを読み書きしてきました。現在では、リレーショナル・データモデルに特有のデータの一貫性、保存効率、柔軟性を損なうことなく、ユーザーはJSONも活用し、RESTまたはネイティブのJSON APIを介して同じデータを簡単に取得し、保存することもできます。「JSON Relational Duality Views」により、開発者とお客様はデータに対して単一のデータモデルを選択する必要がなくなります。その代わりに、同じデータ上でJSONとリレーショナル・データモデルの両方の利点を同時に活用できます。

グラフとリレーショナルの統合: 「Operational Property Graph」を使用すると、開発者はプロパティグラフ・クエリを使用して、データ間やデータ内のつながりを追跡するアプリケーションを簡単に構築できます。プロパティグラフ・クエリは、リレーショナル・データ、JSONデータ、空間データなど、「Oracle Database」がサポートするすべてのタイプのデータ上で実行できます。開発者は、業務データ上で直接グラフモデルを定義し、新しいISO標準SQL/PGQ構文を使用してグラフをクエリできます。これにより、複数の金融取引のようなデータ間の接続、パターン、関係を分析するアプリケーションを簡単かつ迅速に作成できるようになります。

開発者向けの無料データベース: 「Always Free Autonomous Database」は、2つのクラウドベースの「Autonomous Database Serverless」のインスタンスを無料かつ無期限で提供しています。これらのインスタンスには、「Oracle APEX」、「Select AI」、「Database Tools」、「Machine Learning」、「Graph」などのツールがあらかじめ統合されています。「Autonomous Database Free」コンテナ・イメージと「Oracle Database Free」が「Oracle Database 23ai」のサポートを開始したことで、開発者は、「AI Vector Search」、「JSON Relational Duality」、「Operational Property Graph with SQL」などの最新機能を簡単にダウンロードして試せるようになります。

 

ミッションクリティカルなデータ

Oracle Globally Distributed Database with RAFT: 「Oracle Globally Distributed Database」では、クラウド上のデータを1つのデータベースではなく複数の場所にある複数の物理データベースに分散して格納しながら、アプリケーションに対しては単一のデータベース・イメージを提供することを可能にします。これにより、ハイパースケールの実現と、データ・レジデンシーやデータ主権要件への対応が可能になります。 今回、これらの物理データベース間にRAFTレプリケーションを導入し、データ損失ゼロの自動フェイルオーバーをわずか数秒で実現しています。これは、超高度なスケーラビリティと可用性を実現しなければならないクラウドスケールの分散データベースを構築する際に非常に重要です。データベース内部のレプリケーションをRAFTベースのプロトコルで統合することで、フォルト・トレラントな分散データベースの作成と管理を簡素化します。また、アクティブ/アクティブの可用性を維持するための手動プロセスの必要性を低減します。

Oracle True Cache: True Cacheは、インメモリで動作し、一貫性を維持しながら、アプリケーションに対し透過的で、高性能な中間層キャッシュです。「Oracle True Cache」は、データベース・サーバーの負荷を軽減しながら、アプリケーションの応答時間を短縮します。他の中間層キャッシュとは異なり、「True Cache」では、トランザクションにおけるあらゆる時点でのデータの一貫性が自動的に保持されます。開発者は、キャッシュデータの配置と管理のためのコードを記述する必要がないため、アプリケーションとデータベース間のデプロイが簡素化されます。「True Cache」は、「Oracle Database」の豊富な機能を中間層キャッシュに拡張し、Oracle SQL、JSON、およびGraphのすべてのクエリ機能へのアクセスを提供します。

データベース内SQLファイアウォール: SQLインジェクション攻撃を含む不正なSQLからデータベースを保護します。「Oracle Database 23ai」に組み込まれている「Oracle SQL Firewall」は、ハッカーや侵害された内部アカウントからのリスクに対処するための、スケーラブルで高性能、かつ侵入が困難なソリューションを提供します。また、「Oracle Data Safe」を活用して複数のSQLファイアウォールを監視できるため、導入コストを大幅に削減できます。


IDCのデータ管理ソフトウェア担当リサーチ・バイスプレジデントであるCarl Olofson氏は次のように述べています。「生成AIの台頭により、非構造化ソースと構造化ソースの両方にわたるデータ検索のための非常に効率的な方法として、ベクトル・データベースの重要性が明らかになっています。しかし、過去の経験から学んだように、孤立したデータベースの管理と同期にはさらなる課題が伴います。RAGのような技術を使用してビジネス・データでLLMをファインチューニングする必要があるため、古いデータはもはや許容できません。『Oracle Database 23ai』は、『AI Vector Search』を使用して、ベクトルと顧客データとの調整を可能にすることで、この課題に対処しています。このデータベースは、生成AIの定着に不可欠な包括的な機能セットを提供し、データベース固有の高度な機能を活用して、プロジェクトから本番への移行中もコンテンツが最新かつ適切な状態に保たれるようにします。『Oracle Database 23ai』、特に『AI Vector Search』に組み込まれた生成AIの革新的な進歩により、オラクルは顧客企業を大きく前進させる、オールインワンのソリューションを提供しています。」


参考リンク

・ラリー・エリソンとホアン・ロアイザによる発表動画 (英語)(https://www.linkedin.com/events/7186756684717969408/

・Oracle Database 23ai for free(https://www.oracle.com/jp/database/free/

・ブログ: Oracle Database 23aiを発表(https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/ja-oracle-23ai-now-generally-available


オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、https://www.oracle.comをご覧ください。

 

商標

Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。


種類
商品サービス

会社概要

日本オラクル株式会社

23フォロワー

RSS
URL
https://www.oracle.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月
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