【物流・倉庫・在庫管理】WMSのリプレイスを検討している担当者の約7割が「リプレイスに不安あり」と回答　「社内での稟議や導入の調整」が上位不安理由に

〜WMSのリプレイスをする際に、最も改善を期待する領域第1位「作業員の生産性」〜

株式会社ダイアログ

2024年5月9日 11時22分

クラウド型在庫・倉庫管理システム「W3 mimosa」や「W3 SIRIUS」を提供する株式会社ダイアログ（本社：東京都品川区、代表取締役：方志嘉孝）は、運送・輸送業企業でWMSのリプレイスを検討しており、WMSの選定に携わっている担当者101名を対象に、WMSのリプレイスに関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

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■調査概要

調査概要：WMSのリプレイスに関する実態調査
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2024年4月2日〜同年4月3日
有効回答：運送・輸送業企業でWMSのリプレイスを検討しており、WMSの選定に携わっている担当者101名

※WMSとは｜入荷・在庫・流通加工・帳票類の発行・出荷・棚卸などを効率化し、一元的に管理するソフトウェア「倉庫管理システム」のことを指します。

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

1　情報の出典元として「株式会社ダイアログ」の名前を明記してください。

2　ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL：https://www.dialog-inc.com/

■WMSのリプレイスを検討したきっかけ、「他ツールとの連携不足で作業工数がかかっている」や「操作性が悪く使いにくい」など

　「Q1.あなたが、WMSのリプレイスを検討したきっかけを教えてください。（複数回答）」（n=101）と質問したところ、「他ツールとの連携不足で作業工数がかかっている」が35.6%、「操作性が悪く使いにくい」が32.7%、「処理速度やデータ管理など性能が十分でない」が29.7%という回答となりました。

・他ツールとの連携不足で作業工数がかかっている：35.6%

・操作性が悪く使いにくい：32.7%

・処理速度やデータ管理など性能が十分でない：29.7%

・コストが高い：28.7%

・必要な機能が不足している：26.7%

・事業拡大に伴い、現システムでの対応が困難：24.8%

・セキュリティに不安：23.8%

・基幹システムの入れ替えが控えている：14.9%

・構想しているサービスとシステムが合っていない：9.9%

・基幹システムとしての機能が欲しい：9.9%

・その他：0.0%

・わからない/答えられない：3.0%

■「生産性向上」や「会社関係者のおすすめ」などのきっかけも

　Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.Q1で回答した以外に、WMSのリプレイスを検討したきっかけがあれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=98）と質問したところ、「生産性向上」や「会社関係者のおすすめ」など69の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

28歳：会社関係者のおすすめ。
38歳：周りが使用しているから。
48歳：生産性向上。
51歳：基幹システムと連動したい。
38歳：業務改善検討のため。
65歳：コスト。
53歳：上司からの提案。

■約7割が、WMSのリプレイスに「不安を感じる」と回答

　「Q3.あなたは、WMSのリプレイスに不安を感じますか。」（n=101）と質問したところ、「非常に感じる」が16.7%、「やや感じる」が50.5%という回答となりました。

・非常に感じる：16.7%

・やや感じる：50.5%

・あまり感じない：24.8%

・全く感じない：3.0%

・わからない/答えられない：5.0%

■不安を感じる点、「社内での稟議や導入の調整」が58.8%で最多

　Q3で「非常に感じる」「やや感じる」と回答した方に、「Q4.どのような点に不安を感じますか。（複数回答）」（n=68）と質問したところ、「社内での稟議や導入の調整」が58.8%、「導入プロジェクトの管理やリソース不足」が44.1%、「コストが高くなること」が38.2%という回答となりました。

・社内での稟議や導入の調整：58.8%

・導入プロジェクトの管理やリソース不足：44.1%

・コストが高くなること：38.2%

・関係各社への承認：29.4%

・日常業務への影響：27.9%

・既存のデータ移行によるデータの損失や不整合の発生：27.9%

・導入後の予期せぬバグや機能問題の発生：19.1%

・社内スタッフへの教育：14.7%

・その他：0.0%

・わからない/答えられない：0.0%

■「セキュリティ」や「汎用性に欠けていること」などの不安も

　Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、WMSのリプレイスに感じる不安があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=68）と質問したところ、「セキュリティ」や「汎用性に欠けていること」など42の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

28歳：セキュリティ。
60歳：既存システムとの整合性とリプレイス時の障害対応。
40歳：システム連携が心配。
42歳：費用面。
51歳：人的リソース不足。
55歳：汎用性に欠けていること。

■WMSのリプレイスを検討する際に、最も重要視する点、「コストパフォーマンス」や「操作性」など

「Q6.あなたがWMSのリプレイスを検討する際に、最も重要視する点を教えてください。」（n=101）と質問したところ、「コストパフォーマンス」が25.7%、「操作性」が17.8%、「機能性」が15.8%という回答となりました。

・コストパフォーマンス：25.7%

・操作性：17.8%

・機能性：15.8%

・システムの将来性や拡張性：11.9%

・導入時のサポート：9.9%

・導入後のサポート：7.9%

・セキュリティ：5.9%

・その他：1.0%

・わからない/答えられない：4.0%

■WMSのリプレイスを検討する際、参考にするもの、「サービス比較サイト」が54.5%で最多

　「Q7.あなたがWMSのリプレイスを検討する際、参考にするものを教えてください。（複数回答）」（n=101）と質問したところ、「サービス比較サイト」が54.5%、「企業HP」が35.6%、「ランキング記事」が31.7%という回答となりました。

・サービス比較サイト：54.5%

・企業HP：35.6%

・ランキング記事：31.7%

・ホワイトペーパー：30.7%

・サービスのプレスリリース：23.8%

・関係企業からの紹介：15.8%

・その他：1.0%

・わからない/答えられない：5.0%

■リプレイスの際、安心して導入できるサポート、「データ移行支援」が57.4%、「カスタマイズ支援」が上位に

　「Q8.リプレイスの際、どのようなサポートがあれば安心して導入できますか。（複数回答）」（n=101）と質問したところ、「データ移行支援」が57.4%、「カスタマイズ支援」が51.5%、「従業員向けの研修プログラム」が40.6%という回答となりました。

・データ移行支援：57.4%

・カスタマイズ支援：51.5%

・従業員向けの研修プログラム：40.6%

・テクニカルサポート：39.6%

・専任のプロジェクトマネージャー：30.7%

・定期的なアップデートとフィードバックの機会：19.8%

・その他：0.0%

・わからない/答えられない：4.0%

■WMSのリプレイスをする際に、最も改善を期待する領域、「作業員の生産性」や「出荷の効率化」など

　「Q9.WMSのリプレイスをする際に、最も改善を期待する領域を教えてください。（複数回答）」（n=101）と質問したところ、「作業員の生産性」が51.5%、「出荷の効率化」が44.6%、「データの透明性とレポーティング」が37.6%という回答となりました。

・作業員の生産性：51.5%

・出荷の効率化：44.6%

・データの透明性とレポーティング：37.6%

・人材配置の最適化：35.6%

・在庫管理の精度：34.7%

・事業拡大への対応性：25.7%

・基幹システムとの連携：16.8%

・その他ツールとの連携：13.9%

・その他：0.0%

・わからない/答えられない：4.0%

■まとめ

　今回は、運送・輸送業企業でWMSのリプレイスを検討しており、WMSの選定に携わっている担当者101名を対象に、WMSのリプレイスに関する実態調査を実施しました。

　まず、WMSのリプレイスを検討するきっかけとしては、「他ツールとの連携不足で作業工数がかかっている」（35.6%）や、「操作性が悪く使いにくい」（32.7%）が上位に挙げられました。また、約7割の担当者が、リプレイスに「不安を感じている」ことが明らかになりました。特に、「社内での稟議や導入の調整」に58.8%が不安を感じています。さらに、リプレイスの際に最も重要視する点は、「コストパフォーマンス」（25.7%）や「操作性」（17.8%）であり、導入時に参考にするものとして「サービス比較サイト」（54.5%）を最も多く挙げています。最後に、リプレイスの際「データ移行支援」（57.4%）や「カスタマイズ支援」（51.5%）などがあれば、安心して導入できるという声がありました。

　今回の調査では、WMSのリプレイスを検討する過程で企業が直面する複数の課題が浮き彫りになりました。技術の進化に伴い、企業は常に最適なシステムを追求する必要がありますが、その過程で出てくる「コスト」や「システムの連携」といった課題を克服するための解決策を模索しています。課題を解決し、企業がより効率的な運営を実現できるよう支援するWMSが求められているようです。

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